深志神社 鳥居 解体
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深志神社の起源は14世紀の南北朝時代初期にさかのぼります。当初、信濃国守護・国司であった小笠原貞宗公が、諏訪明神の霊夢を受けて宮村大明神を創建しましたが、ここが深志神社の起源になりそうです。
そして深志神社のシンボルとして親しまれてきた赤い鳥居が、老朽化により解体されることになりました。この鳥居は、長年にわたり深志神社の象徴的な存在でしたが、柱の腐食が進行し、倒壊の危険性が高まったため、安全性を考慮して解体が決定されました。江戸時代から存在していたとも言われる鳥居の歴史的価値と地域の安全を両立させるための苦渋の選択のようです。
解体後は、約3年をかけて改築工事が行われる予定とのこと。深い伝統と現代の技術を融合させた姿で復活する新しい鳥居との再会が待たれます。
(2024年8月執筆)
PHOTO:PIXTA