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本岐炭鉱

  • 文化・教育施設

北海道における初めての炭田開発の地である北海道白糠町。その中庶路地区に位置する本岐炭鉱は1924年に開鉱し、その後1941年に明治鉱業が経営を引き継ぎました。戦時中は操業が一時中断されましたが、1946年に再開され、その後発展を遂げました。

1960年代には選炭設備が整備され、当地の石炭産業は隆盛を迎えます。最盛期には約400人の従業員を抱え、1965年には243トンの石炭を産出するまでに成長しました。

しかし、エネルギー革命の影響を受け、閉山に至る炭鉱が増え始めました。1964年に庶路炭鉱の閉山が決定された際、本岐炭鉱は5年間の期限付きで操業を継続しました。そして最終的に、1969年に閉山しました。

閉山から50年以上が経過した現在も、選炭場やホッパーなどの遺構が残されており、北海道の炭鉱産業の歴史を物語る貴重な遺産となっています。北海道白糠町。歴史ロマン溢れる小さな町に一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

(2024年9月執筆)

 

在りし日の営みを物語る産業史跡です。

PHOTO:写真AC

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