阪神鳴尾浜球場 閉館
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阪神タイガース2軍の本拠地として親しまれてきた阪神鳴尾浜球場が、30年の歴史に幕を下ろしました。その誕生は1994年10月のこと。兵庫県西宮市に各種の最新鋭設備を備えた施設としてその歴史の歩みをはじめます。
阪神大震災(1995年)では大きく被災し、断水や液状化等の被害も生じました。当地から多くの若手選手が育ち、新庄剛志選手の遅刻による正座や矢野燿大選手、城島健司選手の引退セレモニーなど、様々なドラマが生まれた球場です。そして2024年9月25日、ウエスタン・リーグで最後の公式戦(ソフトバンク戦)が行われ、多くの方々がそのエンディングを見守りました。
老朽化に伴い、その役割は尼崎市新施設「ゼロカーボンベースボールパーク」に移転する予定ですが、30年間に渡り、阪神タイガースの選手育成の舞台として重要な役割を果たした歴史は語り継がれることでしょう。
(2024年1月執筆)
PHOTO:PIXTA