姫路市立飾磨高等学校 閉校

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姫路市立飾磨高等学校(兵庫県姫路市飾磨区妻鹿672番地)は、1942年に兵庫県飾磨高等女学校として創立され、当初は女子校として地域の教育を担ってきました。その後、1973年に共学化し、男女問わず幅広い生徒が学べる学校へと発展しました。校訓には「自主」「勤勉」「信愛」を掲げ、「知・徳・体」をバランス良く身につけた、社会で活躍できる人材の育成を目指しています。

同校の特色は、国内外で通用するグローバルな視野と、地域社会への貢献を重視する教育方針にあります。教育の三本柱として「学力の充実」「部活動の充実」「キャリア教育の充実」を掲げ、生徒が主体的に学び、考え、実践する力を養うことを大切にしています。普通科に加え、健康福祉コースを設置し、介護や福祉の基礎、資格取得に向けた実践的な学びを提供しています。これにより、少子高齢化社会に対応できる人材育成にも力を入れています。

また、部活動も盛んで、サッカー部や弓道部は県大会優勝の実績があり、放送部はNHK杯県大会決勝進出など全国レベルで活躍しています。学習面では図書館や自習室、学習スペースが整備されており、生徒一人ひとりの進路実現をサポートする体制も充実しています。さらに、小学生の学習ボランティアなど地域と連携した活動や、いじめ防止活動にも積極的に取り組んでいます。

このように多彩な活動と歴史を持つ姫路市立飾磨高等学校ですが、2028年3月31日をもって統合のため閉校する予定です。86年にわたる歴史に幕を下ろすことになりますが、地域とともに歩んできたその足跡は、今後も多くの人々の記憶に残り続けることでしょう。

(2024年12月執筆)

 

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