奥出雲町立布勢小学校 閉校
- 文化・教育施設
奥出雲町立布勢小学校(島根県仁多郡奥出雲町八代220)は、長い歴史を持つ地域の教育の要として親しまれてきました。開校以来、地域の子どもたちの学びの場として重要な役割を果たしてきました。
布勢小学校は、奥出雲町の豊かな自然に囲まれ、地域の伝統文化や農業と密接に結びついた教育を行ってきました。奥出雲は良質な砂鉄と木炭が産出され、古くからたたら製鉄が行われてきた地域であることから、町内の小学校が合同でたたら製鉄を追体験する「たたら体験学習」を行っています。同校もこの体験学習に参加することで、ふるさとに対する誇りを一段と深めました。
しかし、少子化の進行により児童数が減少していることから、奥出雲町は学校再編計画を策定し、同校を含む6校を統合して新たに仁多小学校を開校することを決定。それに伴い、布勢小学校は2026年3月31日に閉校し、長年の歴史に幕を下ろすことになりました。ぜひ、閉校前に足を運び、学校の歴史と地域の絆を感じてみてはいかがでしょうか。
(2024年11月執筆)