伊達市開拓記念館 閉館
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1870年、仙台藩一門亘理領主伊達家により開拓された伊達市。「伊達市開拓記念館」(北海道伊達市梅本町61-2)は、伊達家18代当主伊達廉夫氏が、先祖の偉業を伝えるために1958年に開館されました。
開拓するにあたり、数多くの苦難があり、資金として数々の家宝や美術品を手放したといいます。記念館には、当時の開拓に関する貴重な資料をはじめとして、手放さなかった甲冑や蒔絵、書画など調度品の数々が一般公開されていました。また、敷地内の庭園には70種もの樹木も植えられており、市民の憩いの場・観光名所として多くの人が訪れました。多くの人に伊達市の郷土文化を伝えてきましたが、建物の老朽化が進むことから、2017年11月30日をもって閉館しました。
(2018年3月執筆)
PHOTO:PIXTA