望楼(野木町公民館展望施設) 解体/取壊
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栃木県下都賀郡野木町にある野木町公民館展望施設「望楼(ぼうろう)」が解体されることになりました。望楼は、町の公民館とともに1977年に作られました。高さ17メートルの展望施設からは360度のパノラマからは晴れていれば筑波山や男体山、さらには富士山まで見ることができました。しかし2012年の耐震診断で震度6以上の地震に耐えきれないことがわかり、解体が決定しました。2017年10月14日には、「町公民館望楼ありがとう記念イベント」が行われ、耐震診断以降見学が中止されていた望楼が最後に公開されました。当日は地元の人をはじめ、多くの人が展望台からの眺めを楽しんだり、内壁にメッセージを描くなどして別れを惜しみました。野木町のシンボルでもあった望楼は解体されても、その姿は永遠に人々の記憶に残ることでしょう。(2018年7月執筆)