北海道有形民俗文化財 横山家 閉館
- 文化・教育施設
北海道江差町にある横山家(北海道檜山郡江差町字姥神町45)は、江差町役場から徒歩5分にある北海道指定有形民俗文化財。釘を使わない総ヒノキの京風建築物です。初代が1786年に漁業、商業、海鮮問屋を営んだことから、当時の生活用具などが見学できました。江差町にきたら足を運ぶ観光客も多かったそうです。ですが、8代目の当主が天寿を全うされ、館内案内や名物料理のにしんそばを提供することが困難になり、2018年5月末をもち200年以上続く旧家を見学することができなくなりました。
道内初の日本遺産に選ばれた由緒ある横山家。当時の暮らしぶりが垣間見れる生活用具は貴重なものとして大切にされてきました。今後の見通しは町で協議するそうですが、「ぜひ残して欲しい」という声が各地から聞こえてきます。
(2018年8月執筆)
PHOTO:PIXTA