【三江線】 石見川本駅 廃駅
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2018年3月31日に廃線となった三江線(JR西日本)ですが、中でも規模が大きく歴史がある駅が1934年に作られた石見川本駅(島根県邑智郡川本町大字川本弓市593)です。三江線の駅には珍しく街中にあり、2ホーム2車線で駅舎も大きめ。駅員さんが常駐しているという駅らしい駅でした。その反面、駅のホームには明治時代の線路で作られた柱があるなど古い趣きも感じられます。残念ながら駅としての機能は三江線廃止と同時に終わりを告げ、84年の歴史にピリオドを打ちましたが、石見川本駅の駅舎には今でも三江線廃止時の写真が展示されています。
そして2018年11月3日・4日には「アドベンチャーフェストバル」を開催。駅でのフリーマーケットやマルシェでは、特産であるえごまの販売やキャンプ用品の展示が行われるなどイベントも多く、近くの江の川では「SUP」と呼ばれるパドルスポーツも楽しめます。JR三江線の各駅は、廃線後に鉄道資産と観光資源を活かした活用方法が模索されていますが、そのお手本とも言えるのがここ石見川本駅。今後駅舎や線路がどのように活用されていくのか楽しみだという声も聞こえてきます。
(2018年11月執筆)
山間の中の街中にある清潔感のある駅です。
もう永遠にみることのできない光景です。
長きに渡り本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
PHOTO:PIXTA
VIDEO:木下陽介 様