【三江線】 石見川越駅 廃駅
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石見川越駅(島根県江津市桜江町川越517)は、1931年に開業したJR西日本三江線の駅。開業当時は三江線の終着駅だったものの、1934年には三江線が延伸されて途中駅となりました。
同駅は1面1線の単式ホームを有する地上駅でしたが、かつては線路を挟んでホームが二つあり、上下線のすれ違いができたと言います。開業当時は駅員が常駐する有人駅で、同駅の木造駅舎は開業した1931年に建てられたもの。石見地区特有の石見瓦の屋根が特徴的な駅で、廃駅までそのまま使われていました。また、三江線活性化委員会により、石見神楽にちなみ「頼政駅」という愛称がつけられていた駅でもあります。
残念ながら、同駅は2018年4月1日に三江線の廃線に伴い廃駅となり、87年の歴史に幕を下ろしました。同駅にゆかりのある人は、かつての石見川越駅の思い出とともに、もういちど同駅のあった場所を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2018年12月執筆)
長い間お疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA