東松島市立宮戸小学校 閉校
- 文化・教育施設
日本三景の一つ、松島湾にある宮戸島唯一の小学校が東松島市立宮戸小学校(宮城県東松島市宮戸宇ニツ橋1)です。東日本大震災時には避難所として多くの島民を受け入れた宮戸小学校ですが、同市内の野蒜小学校との統合により2016年3月をもって閉校し、142年の歴史に幕を下ろしました。宮戸小学校は代々島で暮らす住民にとっては愛着ある母校であり、コミュニティの中心的存在です。地域は学校活動に協力的で、また児童も地引網体験や作業の手伝いなど学びは地域とともにあった学校でした。閉校に伴う感謝の会では児童が宮戸小の伝統である宮戸島太鼓の披露や宮戸音頭を踊り、寂しさの中にも島らしい明るさで別れを告げました。閉校後の跡地は「松島自然の家」として利用されています。思い出のある方は現地を訪れ思い出を懐かしんでみてはいかがでしょうか。きっと宮戸島の変わらぬ温かさに、宮戸小の面影を感じることができるでしょう。(2019年2月執筆)