十和田観光電鉄 三沢駅舎 解体
- 建物・施設
旧三沢駅駅舎(青森県三沢市大字犬落瀬字古間木51-7)は、1922年に十和田観光電鉄、通称「十鉄」の駅として開業した駅です。2012年4月に鉄道路線は廃止されていますが、駅舎は形もそのままにバス乗り場として利用されてきました。
この駅舎の構内は、毎年春と秋に一般公開されていましたが、人気だったのが駅舎内にあった立ち食いそば店です。1日あたりの来客数は300人程度と非常に多くの人が足を運んでいました。しかし、この駅舎は建物の老朽化に伴い、2019年4月をめどに取り壊しが行われることが正式に決定。その長い歴史に幕を下ろすことになりました。解体の噂を聞きつけた鉄道ファンが多く足を運んでいるようです。
ファンが気になる立ち食いそば店は、新しく完成する複合施設へ移転して営業を続ける予定ですが、通勤や通学に、この駅舎を利用してきた人も多いはず。毎日のように通ってきた駅舎での思い出を偲びに、もういちどこの地を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2019年2月執筆)
PHOTO:PIXTA