西武鉄道安比奈線 廃線
- 乗り物
安比奈線は、埼玉県越谷市の南大塚駅から安比奈駅を結んでいた、西武鉄道の貨物線。その開業は1925年と古く、入間川で採取した砂利の運搬が行われてきました。しかし、需要減などにより、1963年から休止扱いとなっていましたが、2017年5月31日に正式に廃止。長らく休止状態が続いていたことから、鉄道ファンの間では「幻の鉄道」とも呼ばれることも。休止から廃止までの間には、川越鉄道開設111年記念の関連イベントとして「幻の貨物船西部安比奈線を歩く」が開催されるなど、知る人ぞ知る鉄道路線と言っても良いでしょう。
現在では、徐々に撤去作業も始まっています。線路跡は立ち入り禁止となっており中に入ることはできませんが、その姿を見ることは可能です。かつて活躍していた鉄道の姿を偲びに訪れてみるのも良いかもしれませんね。
(2019年4月執筆)
住宅地の狭間にかつての線路の痕跡がうかがえます。
昔、確かにここに線路が走っていました。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA