宮古市立茂市小学校 閉校
- 文化・教育施設
1877年に創立された宮古市立茂市小学校(岩手県宮古市茂市第3地割80-1)が2016年3月31日で閉校となり、139年の歴史に幕を下ろしました。
同校では読書活動が盛んで、毎日の全校読書タイムや親子読書会、読み聞かせ会といった活動もありました。昭和初期に盛岡の商人が茂市に伝えて広まったとされる、茂市さんさ踊りの太鼓やお囃子を体験した卒業生も多く、またそうした伝承活動を支援する地域活動も盛んでしたので、また地域住民が集えるような場でお囃子に合わせた踊りを見ることもできるでしょう。
2016年8月の台風10号での被害を受けた人たちの浸水家屋の泥や大型家具などの廃棄場所として校庭が提供されるという閉校後にも地域の人に無くてはならない存在の同校。ゆかりがある人は、ぜひこの場所をもう一度訪れてみてはいかがでしょうか。
(2019年7月執筆)