川西市立黒川小学校 休校
- 文化・教育施設
兵庫県で最東端の小学校である川西市立黒川小学校(兵庫県川西市黒川字谷垣内295番地)は1873年に開校しましたが、1977年3月をもって休校となり、104年の長い歴史に幕を下ろしました。終戦後にかけて児童数が増加し、南校舎が増築されましたがその後過疎化、休校後は公民館として地域に開放されています。
瓦屋根と歴史を感じさせる木造校舎は風格があり、独特の意匠を持つ北校舎と南校舎で構成されています。南校舎は今も校内を見学することが可能で、当時の机や椅子が残され明治時代の学び舎の雰囲気を感じ取ることができます。
いつかまたこの地区に子どもが増えた際に再開を願う地元住民からの希望で、閉校ではなく休校扱いとなっており、地域から愛された学校だとうかがえます。同校にゆかりのある方は、ぜひもう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2019年4月執筆)
PHOTO:遍照の響き/黒川小学校