伊達市立有珠小学校 閉校

  • 文化・教育施設

北海道にある伊達市立有珠小学校(北海道伊達市向有珠町195-2)が、2022年3月末に閉校します。同校は1884年に創立した伝統校。伊達市全体の児童数が減少しており、同校の児童数は現在53人で複式学級になっています。

同校は、洞爺湖と有珠山の南側に位置し、周辺地域は洞爺湖有珠山ジオパークに認定されていて、同校でも校外学習などを通じて火山活動、地質、歴史などを学んでいます。2000年の有珠山噴火の際に設置された有珠地区コミュニティセンターの有珠山文庫まつりでは、同校児童の読書感想文や読書感想画が展示され、読書に親しむ機会になっています。また、老人ホームを訪れて交流会を行い、地域住民とのつながりを大切にしています。

伊達市では児童の教育環境を整えるため小学校の再編を行っており、同校は138年という長い歴史に幕を下ろし2022年4月から伊達西小学校と統合することになりました。同校にゆかりのある方は閉校前にもう一度訪れてみてはいかがでしょうか。

(2019年12月執筆)

 

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