気仙沼市役所 移転
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気仙沼市役所(宮城県気仙沼市八日町1丁目1-1)の現庁舎の解体が2022年度から始まり、2026年に新庁舎が完成する見通しです。現在の建物は1960年に竣工し、解体予定の2022年には築62年の年月を数えます。
この市役所は、東日本大震災の際には、被災した人たちを助けるための情報提供をはじめ、様々な救援活動の拠点となった建物です。震災当日に避難の呼びかけを発信し続け、被害の状況を伝える役目を担いました。
新設される庁舎では震災での教訓を活かし、耐震性の強化といった防災機能を重視した設計になる予定です。様々な時代をくぐり抜けた現庁舎。新しく生まれ変わった後も市民に寄り添う場となってくれることでしょう。
(2020年5月執筆)
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