岩手県立宮古商業高等学校 閉校
- 文化・教育施設
2020年3月末をもって、1919年に開校した岩手県立宮古商業高等学校(岩手県宮古市磯鶏3-5-1)が他校との統合のため閉校しました。
宮古商業高等学校は、宮古湾にほど近い閑静な住宅街に位置する学校です。ビジネスのプロを育てることをモットーとする同校は、専門学科でのハイレベルライセンスの取得や目玉行事である「宮商デパート」という販売実習などを特徴としていました。宮商デパートでは、生徒たちがさまざまなジャンルで班に分かれ、商品を仕入れから交渉・販売までを行い、外部からお客さんを呼び開催されます。毎年5000人ほどの来客があり接客や販売が実践的に学べると好評でした。
101年間に渡ってこの地区を見守り続けてきた同校。現在は宮古工業高等学校と校舎制の統合となりましたが、今後も宮古商業高等学校の歴史は受け継がれていくでしょう。同校にゆかりのある方は、この場所にもう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2020年10月執筆)