奥羽本線 赤岩駅 廃駅
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JR東日本奥羽本線_赤岩駅(福島県福島市大笹生字赤岩32)が122年の歴史の幕をおろします。2021年3月12日をもって当駅は廃駅となります。
赤岩駅の歴史は古く、その設置起源は1899年、奥羽南線福島 – 米沢間開通と共に設置された赤岩信号場にまで遡ります。その後、旅客駅への昇格(1910年)・駅員無人化(1984年)・国鉄分割民営化(1987年)・スイッチバックの廃止(1990年)などの歴史を繋ぎます。2012年には全列車が通過する駅となり、2017年にはついに通年通過駅になりました。
「この駅こそが秘境駅です。既に電車は停車しないし、接近できる道路が整備されていないのです。周辺に民家もなく、たどり着くにも困難なまさに秘境駅です。かつて冬季の利用は凍死の危険性のある駅だったのです。歴史ロマン溢れ、簡単に人を寄せ付けない赤岩駅。長きに渡りお疲れ様でした。」あえて冬季に訪問する鉄道ファンの言葉です。
(2020年12月執筆)
PHOTO : GongZo 様
VIDEO : 笠原信雪 様