シルバーフェリー べにりあ 引退
- 乗り物
川崎近海汽船(シルバーフェリー)が運航するフェリー2代目「べにりあ」号が引退します。
同船の浸水は1999年1月14日。当初は東日本フェリーべにりあとして八戸と室蘭を結ぶ航路へ就航。その後、苫小牧港と八戸港の航路を結ぶフェリーとして現在に至るまで歴史を刻んできました。
ローマ神話内の海の妖精の名前を冠する同船。苫小牧港と八戸港の航路を守り続けてきました。段差を極力すくなくするなどバリアフリーを意識した構造。一等船室・二等船室の客室2クラス、オートレストラン、コンパクトな浴室等の施設を備えます。
「私は北海道内のツーリングが趣味なのです。毎年初夏にこのフェリーにバイクを積んで北海道に渡ることが長年の楽しみでした。昭和の重厚感のあるクラシックな内装がとてもかっこよいし、このエンジン音を聞けなくなると思うと本当に寂しいです。沢山の思い出を頂きました。6月6日がラストランのようです。今年は予定を前倒しにして北海道に渡るつもりです。最後の旅もよろしくお願いしますね!」東北地方在住の男性の言葉です。
(2021年4月執筆)
多くの方に沢山の思い出を与えてくれました。心より感謝申し上げます。
PHOTO:PIXTA