新得町立新内小学校 閉校
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新得町立新内小学校(新得町字新内西1線)が閉校したのは1974年3月末のことです。
1933年に南新内・北新内尋常小学校を統合する形で誕生。ここが当校の創立起源となります。1903年頃に始まった新内地区の開拓事業。まさに原始林を切り開く重労働であったようです。その後1871年に十勝線が開通したことで鉱山物や木材の集積所としての役割を得ます。地域の人口の増加に伴い、教育施設の設置が望まれます。そこで創立したのが新得町立新内小学校です。
美しい自然に囲まれる環境ですが、特に冬季の気象条件は厳しく、農作物栽培には不向きな土壌。徐々にこの地を離れる人が多くなります。地域の人口減少にともない子供達の数も減少し、ついに1974年に当校は閉校に至ります。
北の大地の確かな歴史が刻まれている新得町立新内小学校。ゆかりのある方もない方も現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。先人達の思いを受け取ることができるかもしれません。
(2021年3月執筆)
沢山の思い出がつまった校舎です。
かつては子供たちの賑やかな声が響いていたことでしょう。
卒業生、先生、地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO:CRENTEAR様