長崎市立神浦中学校 閉校
- 文化・教育施設
長崎市立神浦中学校(長崎県長崎市神浦江川町132番地)は、かつて長崎市神浦江川町に存在した中学校です。当校の創立は1947年、学制改革により、旧国民学校が改組され、神浦村立神浦中学校が誕生します。ここが当校の創立起源になりそうです。
当校が佇む地域には日本一の清流とも称される神浦川が流れます。また歴史豊かな地域でもあります。江戸時代には隠れキリシタンが潜伏しその信仰を守り続けました。そして日本の棚田百選に選ばれた大中尾棚田も当校の近くで、秋の火祭りの際には多く人が訪れるそうです。
歴史ロマンと豊かな自然に満ち溢れ、地域の方々に温かく見守られていた学び舎ですが、地域の若年層人口減少の影響は大きく、残念ながら2015年3月末に閉校。68年の堂々たる歴史の幕を下ろしました。最後の在校生は3年生2人、2年生1人であったそうです。
同校にゆかりのある方、ご興味のある方は一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。美しい学び舎の確かな営みを感じ取れることでしょう。
(2021年6月執筆)
長年に渡り地域の子供達の登下校を見守り続けました。
かつては子供たちの賑やかな声が響いていたことでしょう。
卒業生、先生、地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO:kattyan様