三笠市立幾春別小学校 閉校
- 文化・教育施設
三笠市立幾春別小学校(北海道三笠市)は、かつて北海道にあった小学校です。同校は1890年に炭鉱会社によって創立された小学校で、1902年に公立化されたという歴史を持っています。
当地は炭鉱業が隆盛を極めた時代の長い地域。豊富に産出される石炭は地域に繁栄をもたらし、生活者の数も多く子供達の元気な声で大変な賑わいをみせていたそうです。尋常小学校の時代には3,600名もの児童が通っていたとの文献もあります。その後1947年には2,084名が通っていましたが、1948年に分離し1000名ほどの児童数となりました。その後最盛期の1958年には1,500名を超える児童数だったとのこと。少子化に苦しむ現在の日本からは想像もできないような大規模の学び舎でありました。
その後、幾春別小学校は2005年に旧幾生中学校の跡地に移転。開校から115年のことでした。炭鉱業の隆盛を物語る歴史を感じることができる旧三笠市立幾春別小学校。ゆかりのある方はぜひもう一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2021年6月執筆)
沢山の思い出がつまった校舎です。
長きに渡り子供たちの登下校を見守り続けてくれました。
卒業生、先生、地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO:CRENTEAR様
※当記事においては移転前の校舎画像をイメージショットとして利用しております。
VIDEO : 北海道の廃校_BRGDY256 様