北方町立北方西小学校 閉校

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39年の学びの灯 ― 北方町立北方西小学校の歩み

岐阜県本巣郡北方町の長谷川西地区に、北方西小学校はありました。北方小学校・北方南小学校とともに町内3つの小学校の一つとして、地域の子どもたちの学び舎であり続けた歴史は、閉校時点で39年に及びます。しかし少子化により学年ごとに1クラスしか編成できない単学級化が進み、集団での関わり合いの機会が限られることが課題となっていきました。


学校区や行事をめぐり、地域と交わした対話

2018年(平成30年)4月、北方町教育委員会は町内4つの小中学校を「北学園」「南学園」の2つの義務教育学校へ再編する構想を示しました。この過程では、通学区域の変更、校章・校歌・校旗といった学校のシンボルの扱い、運動会や卒業式のあり方、制服や部活動のゆくえなど、住民の日々の暮らしに直結する事柄が地域住民を交えて丁寧に協議されました。


灯を消した学び舎、そして翌年灯った新たな光

2023年(令和5年)3月、北方西小学校は39年の歴史に幕を下ろし、廃校となりました。しかしその1年後の2024年(令和6年)4月、旧体育館を改装し、北学園の分教室として特例教室「オンリー1」が開設されます。文部科学省から「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)」の指定を受けたこの教室では、生徒が自ら学ぶ内容を選び、自分のペースで学習を進められる柔軟な教育課程が組まれ、集団生活に馴染めなかった子どもたちを支える役割を担っています。


跡地に生まれる新たな交流拠点

2026年(令和8年)8月19日、北方町議会で旧北方西小学校跡地の売却契約議案が可決され、不登校特例校として稼働する旧体育館のエリアを残しつつ、それ以外の敷地には大手スーパーマーケットが進出することが決まりました。2028年(令和10年)中の開業が予定されており、かつて子どもたちの声が響いた場所は、地域住民の暮らしを支える新たな拠点へと姿を変えようとしています。

(2026年8月執筆)

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