鉾田市立野友小学校 閉校
- 文化・教育施設
128年の学び舎、統合への道 ― 鉾田市立野友小学校の終章
茨城県鉾田市野友1213-5に位置した鉾田市立野友小学校は、128年の歴史を刻んで2019年(平成31年)3月をもって閉校しました。閉校の背景には、鉾田南中学校区における児童数減少に伴う教育環境の適正化があり、当間・鉾田・諏訪・新宮・大竹・野友・串挽の計7つの小学校が統合されることとなりました。新設校の校名は公募により決定され、2016年(平成28年)12月26日から2017年(平成29年)1月27日まで、対象7校の児童・教職員、鉾田南中学校の生徒・スタッフ、学区内住民を対象に募集が行われました。応募には既存の7つの地区・学校名を用いないこと、漢字・ひらがなまたはその併用に限ることが条件とされ、鉾田市役所や旭総合支所などに応募窓口が設けられました。審査では応募数の多さではなく、名称に込められた理由や想いが重視され、新校名は「鉾田市立鉾田南小学校」に決定しています。
全国に輝いた、緑化活動の功績
2006年(平成18年)7月26日、野友小学校は学校林を活用した環境教育の功績が認められ、東京・永田町の内閣総理大臣官邸において「緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しました。1984年(昭和59年)から続くこの表彰制度において、2006年の受賞は全国でわずか24の個人・団体にとどまり、野友小学校は学校部門の代表としてその名を刻んでいます。
校地に刻まれた新たな役割
閉校後、敷地面積24,776平方メートル、1971年(昭和46年)築の鉄筋コンクリート造校舎(延床面積1,237平方メートル)、1975年(昭和50年)築の鉄骨造体育館(延床面積408平方メートル)を含む跡地について、鉾田市は事業提案型の一般公募による売却を実施しました。審査では跡地活用が地域の活性化や雇用促進にどう寄与するかが重視され、旧野友小学校はクリエイティブ制作関連業務の活動拠点として活用されることとなりました。
(2026年8月執筆)







