上ノ国町立湯ノ岱小学校 閉校
- 文化・教育施設
- 建物・施設
上ノ国町立湯ノ岱小学校(北海道檜山郡上ノ国町湯ノ岱243)の創立は1884年、教師の借家を教室にした勝山小湯ノ岱分校としての船出でした。
当校の最盛期は1950年代。活況を呈する林業や鉄路敷設工事等が地域経済を牽引し、270名程度の児童が在籍する年もあったそうです。しかし林業の衰退などと共に地域の人口減少は歯止めがかからず、当校の在籍生徒数の減少も続きました。そしてその歴史の幕を下ろしたのは2015年3月末のこと。卒業生総数1580名。最後のバトンを受け継いだ最終年度の生徒は4名。見事にアンカーの役割を果たされたそうです。
地域に愛され長きに渡り当地の子供達の成長をみまもった131年の歴史の記憶は関係者様の胸の内に刻み込まれています。残念ながら当校は閉校しましたが、ゆかりのある方はぜひこの地に足を運んでみてはいかがでしょうか。北の大地の学び舎の美しい営みを感じとることができることでしょう。
(2021年7月執筆)
この建物に大切な思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
かつての校庭でしょうか。この場所に元気な子供達の歓声が響き渡る光景を期待したいものです。
PHOTO:poteto089aaa様