倉敷市立玉島高等学校 閉校
- 文化・教育施設
倉敷市立玉島高等学校(岡山県倉敷市玉島1丁目15番60号)は、2025年3月末をもって閉校することになりました。玉島の地で長年にわたり地域の教育を支えてきたこの学校は、多くの卒業生を輩出し、地域の発展にも大きく貢献してきました。
本校の創立の歴史は1948年にさかのぼります。岡山県立玉島高等学校に家庭科、岡山県玉島高等学校に商業科と農業科が併設される形でスタートし、その後、昼間部の普通科と夜間部の商業科を設置する定時制高校として発展しました。学ぶ意欲を持つ生徒たちが、自らのペースで学習できる環境を整え、働きながら学ぶことができる点でも定評がありました。アットホームな校風のもと、幅広い年代の生徒が互いに支え合いながら学び、多様な人生経験を分かち合う場でもありました。
玉島地区は、古くから瀬戸内海の海運と商業で栄え、勤勉な気風を持つ土地柄です。玉島高等学校もまた、その伝統を受け継ぎながら、生徒たちに学ぶ喜びと地域への誇りを育んできました。しかし、2025年の閉校に伴い、倉敷市立精思高等学校との統合が決まり、独立校としての歴史は幕を閉じることになります。
77年の長い歴史を刻んできた玉島高等学校にゆかりのある方は、ぜひ閉校前に訪れ、かつての思い出を振り返ってみてはいかがでしょうか。
(2025年3月改筆)
沢山の思い出がつまっています。
長年に渡り学生の登下校を見守り続けました。
いよいよフィナーレに向けてのカウントダウンがはじまりました。
PHOTO:くろうさぎ様
VIDEO : Final Access ファイナルアクセス