吉備中央町立吉川小学校 閉校
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吉備中央町立吉川小学校(岡山県加賀郡吉備中央町吉川892)の閉校時期が迫っております。1873年に斉之小学校として開校。ここが当校の起源となりそうです。その後、1886年に吉川小学校に改称され長きに渡り当地の学び舎として活躍しています。郷土出身の著名人に作庭家の重森三玲がおり、学校の北には記念館が静かに佇みます。その記念館隣には吉川八幡宮があり本殿は国の重要文化財として登録されるなど歴史的にも貴重な地域といえそうです。
周辺の環境を生かしたカリキュラムが組まれていることも特徴的。5年生6年生は6月に備前焼作り体験、1年生2年生は9月に乗馬体験など当校ならではの学校生活が送れると好評のようです。
地域に強く根差し愛される学び舎ですが人口減少の影響は大きく、2025年度に吉備中央町全体の小学校の統合を控えます。当校は閉校し、由緒ある吉川小学校の歴史の幕を下ろす予定です。閉校までまだ時間があるようです。ゆかりのある方は当地に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2021年12月執筆)
沢山の思い出がつまった校舎です。
長年に渡り地域の子供達を見守り続けています。
卒業生・先生・地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO:くろうさぎ 様