留萌市立幌糠中学校 閉校
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留萌市立幌糠(ほろぬか)中学校(北海道留萌市幌糠町1862)がその歴史に幕を下ろしたのは2007年3月末のことです。当校の設立は1947年年までさかのぼりますので実に60年の長きに渡り、地域の子供達を守りぬいた学び舎でした。
学校周辺は林業で栄えた地域で、留萌市内から留萌川を上流へとさかのぼった山あいに当校は佇みます。伐採材の搬出が最盛期を迎えていたころには、留萌内陸部地域の中心地として賑わいを見せていたそうです。現在は米どころとしても知られブランド米「南るもい米」を育ていることでも知られます。
閉校後の学び舎は、農業・農村支援センターとして地域の農業や農村の生活を支える活動の拠点として新たな役割を担って活躍されているとのこと。かつての建物は今もその姿をとどめており、入り口のゲートには多雪地帯・幌糠を象徴する雪の結晶をデザインした校章を目にすることもできます。
ご興味のある方はこの場所に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。青空に映えるえんじ色の建築が、静かにあなたを迎えてくれることでしょう。
(2021年12月執筆)
校舎でしょうか。きっと多くの方々の沢山の思い出がつまっています。
この場所に元気な子供達の歓声が再び響き渡る光景を期待したいものです。
PHOTO:CRENTEAR様