アサヒビール博多工場 操業停止
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2025年末、アサヒビール博多工場(福岡県福岡市博多区竹下3-1-1)の操業が停止されます。新たに工場の建設が予定されますがその場所に関しては未定とのことです。
アサヒビール博多工場の操業は1921年。堂々たる赤煉瓦作りの外観を有する九州最古のビール工場です。ビール大瓶換算で年間で4億本を超える生産能力を有し、環境に配慮した生産工程を有することも特徴的な工場です。
「私は博多市民です。赤煉瓦の外観が美しいこの工場は地域のアイコンといってもよい場所です。歴史ロマンにもあふれ、地域経済の灯であったと思います。先日の操業停止の正式発表。とても寂しく悲しい気持ちになりました。子供達が目を輝かせて工場施設を楽しんでいる姿やとびきりおいしい出来立てのビールを味わった記憶が呼び起こされます。関係者の皆様、いままでありがとうございます。でもまだ数年間の時間がありますよね。工場見学やビール試飲の機会を今まで以上に増やしたいという希望をもっていますよ!」博多市在住の男性の声です。
1世紀に渡り当地に根をはってきた工場の閉鎖はとても寂しいニュースとして受け止められているようですが各地から感謝の声が聞こえているそうです。九州地域のみならず日本全体の経済産業史に輝くその功績は色あせることはなく、人々の間で美しい歴史として受け継がれてゆくことでしょう。
(2022年2月執筆)
VIDEO : Final Access ファイナルアクセス