Final 2022年3月31日 記事島村渡船 廃止のイメージ画像 History 320年程度

島村渡船 廃止

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群馬県伊勢崎市境島村の利根川両岸を結び結ぶ島村渡船が廃止されます。

「島村の渡し」として親しまれる島村渡船の歴史は江戸時代中期にまで遡ります。1951年には県道とされ、その後、市へ移管され公道としての歴史を繋ぎます。長きに渡り利根川を挟む南北集落の人々の交通手段として利用されてきました。群馬県内で公道として利用される渡船は希少であり、島村渡船が廃止された後は赤岩渡船(熊谷市~千代田町)ただ一つになります。

「現在の船は9人乗りですが昔はとても大きな船で、利根川周辺地域の子供達がこの船を利用して学校の登下校に利用したのですよ。大きな利根川を往来する当地の大切な日常の足であったのです。近年でも田島弥平旧宅の文化材登録以降は利用者も増えていたし、島村渡船フェスタは大いに盛り上がりますよ。台風被害の影響も大きく、費用がかかることは十分理解できるのですが、この文化的な価値に光をあてて、なんらかの形で存続してほしいです。」地域に住む初老の男性の言葉です。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか?利根川ならでは歴史ロマンを感じとれることでしょう。

(2022年2月執筆)

 

島村の渡し

江戸時代から引き継がれてきた歴史です。多くの人々の大切な記憶となることでしょう。

PHOTO:PIXTA

 

 

富岡製糸場・田島弥平旧宅・高山社跡・荒船風穴の4つの資産で構成する「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、平成26年に世界遺産に登録されました。

近代養蚕農家建築の標準となった建物です。この機に知見を高めてはいかがでしょうか。

 

VIDEO : 動画で見るいせさき 様

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