鬼石町立三波川東小学校 閉校
- 文化・教育施設
鬼石町立三波川東小学校(群馬県藤岡市三波川382)がその歴史に幕を下ろしたのは1975年3月末のことでした。当校を含む旧鬼石町内の三つの小学校が統合することとなり、当校は独立校としての歴史に終止符を打ちました。
当校が築かれた三波川地区は、鬼石町が合併した藤岡市に属し、その南東部にあたります。三波川の流れが深い渓谷を刻み、斜面は深く緑の木々に覆われる山あいの地域です。177号線から桜の名所として名高い桜山へ向かう分岐点付近にある当校は、傾斜のきつい坂道の先にありました。古の時代には山城が築かれていた場所でもあるそうです。
石造りの門柱から入ると、構内には平屋の校舎や校舎脇の石垣、広いグランドがありました。往時には野鳥の声や渓流のせせらぎとともに、子供たちの元気な声が響いていたことでしょう。ご興味を持たれた方は、一度この地を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2022年1月執筆)
懐かしい思い出が甦る方も多いのではないでしょうか。
この場所に元気な子供達の歓声が再び響き渡る光景を期待したいものです。
PHOTO: 廃校5000 様