兵庫県立家島高等学校 閉校
- 文化・教育施設
兵庫県立家島高等学校(兵庫県姫路市家島町宮1759-1)が、2025年3月末に閉校となることが発表されました。学校再編計画のため、当校と網干高等学校・姫路南高等学校の3校が統合され、新校が開設されるとのことです。
当校は、姫路港の沖合いに浮かぶ家島諸島の中心、家島本島に佇みます。1952年に、姫路東高校の家島分校定時制課程として開校し、1962年に全日制の普通科となり、1984年には家島高等学校として独立しました。実に70年を超える長きに渡って、この地で若者たちの学びを支えてきた学び舎です。
1学年40人という小規模校ですが、地域とのつながりが深く、海に関連した特色のある授業を行ってきました。ヨットやカヌーの体験から海の安全について学ぶ、生物の観察から環境問題について考える、海での必要な技術として小型船舶の操縦について専門的な知識を得る、といった内容もあるそうです。
本土の生徒も、姫路港からの定期船で通学するとのことですから、瀬戸内海の雄大な自然や四季折々の風景は、当校の学生生活と切り離せない、大切な思い出の一部になったことでしょう。
当校に縁のある方は、今一度、この地を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2022年9月執筆)
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