沈堕発電所
- 建物・施設
沈堕発電所(大分県豊後大野市大野町矢田)は、豊後大津市の沈堕の滝の横にあった発電所です。
1909年に筑後電気鉄道によって建築されたこちらの発電所は、水墨画の大家である雪舟が描いた「鎮田爆図」でも知られている沈堕の滝の落差を利用して発電を行いました。別台電車や大分町などへの電力供給を行い、産業の近代化に貢献した施設です。
1923年に下流に新沈堕発電所が完成したことによりその14年に渡る役割を終え、現在は水路跡が遊歩道として整備されています。石造りの発電所を見られるとともに滝の迫力を間近で感じることができる場所でもあります。沈堕発電所に興味がある方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年4月執筆)
在りし日の営みを今に伝える史跡です。
先人達の刻印が記されております。
自然と人間の営みの歴史が調和した美しい景色です。
PHOTO:PIXTA
水墨画の巨匠「雪舟」。「鎮田瀑図」のモデルとしても有名な沈堕の滝はすぐそばです。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?