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関埼灯台

  • 建物・施設

関埼灯台は、1901年(明治34年)に大分県佐賀関半島の東端に建設されました。明治期に造られた全国でも数少ない鉄造灯台の一つで、直径3メートル、高さ11メートルの円筒形を持つこの灯台は、豊予海峡を行き交う船舶の安全を守る重要な役割を果たしてきました。初点灯時にはフランス製の第3等フレネル式レンズが使用されましたが、1918年(大正7年)に佐田岬灯台へ移設され、その後はイギリス製の第4等フレネル式レンズが長期間使用されました。現在はLED光源に置き換えられています。

設置当時は道路がなく、断崖絶壁に船で資材を運び建設されました。1970年に無人化されましたが、2022年には国の登録有形文化財に指定され、その歴史的価値が評価されています。

季節によっては周辺には椿や桜が咲き誇り、天気が良ければ四国の佐田岬を望むこともできます。歴史と自然が調和するこの場所を訪れ、灯台の魅力をぜひ体感してみてはいかがでしょうか?

(2025年3月執筆)

PHOTO:PIXTA

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