アプトの道
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アプトの道(群馬県安中市松井田町横川)は、かつての信越本線アプト式鉄道の頃に使用されていた廃線敷を活用した全長6.3kmの遊歩道。碓氷峠鉄道文化むら横を起点として、旧信越本線の熊ノ平駅まで歩くことができます。この「アプトの道」という名称は、1893年から1905年まで使用されていた信越線アプト式にちなんで名付けられています。
アプトの道の途中にある碓氷峠の森公園交流館「峠の湯」から先は、第二橋梁・第二隧道・第三隧道・第四隧道・第五隧道といったレンガ造りのトンネルが続き、さらにその後は「めがね橋」とも呼ばれている碓氷第三橋梁につながります。その後も第六隧道・第七隧道・第八隧道・第九隧道・第十隧道とトンネルが続いていきます。
さまざまなトンネルや橋を眺めながら歩いた後は熊ノ平駅跡で折り返しする、という行程になりますが、「峠の湯」まではトロッコ列車が走っている線路横を歩いていくため、途中までトロッコ列車を利用するといった方法もあるようです。かつて利用されていた鉄道施設に興味のある方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年5月執筆)
大いなる歴史ロマンを感じつつ散策を楽しめる場所です。
PHOTO:PIXTA