【東京湾要塞】猿島砲台跡
- 建物・施設
東京湾要塞・猿島砲台跡(神奈川県横須賀市猿島1)は、東京湾にある自然島・猿島にある砲台跡です。東京湾要塞は、明治時代に首都東京都横須賀軍港などの防衛を目的として、東京湾一体に築かれた陸軍要塞。東京湾要塞を構成する沿岸砲台のひとつである猿島砲台は、1881年に起工し1884年に完成しています。
猿島砲台は日本近代築城史の中で初期に建設された砲台のひとつであり、27cm加農砲2砲座2門、24cm加農砲4砲座4門などが据えられています。そのほかにも、島内には現在も弾薬庫や送電施設、隧道などさまざまな施設が残されています。
豊かな自然とかつての要塞が残されている猿島は、全国に数多くある軍事遺構の中でも高い知名度を誇っていますが、東京湾要塞は2015年に軍事遺構として日本で初めて国史跡に指定されました。東京湾要塞・猿島砲台跡に興味のある方は、ぜひ一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年6月執筆)
国を守ろうとした先人達の存在を忘れてはいけません。
PHOTO:PIXTA
戦争の傷跡を今に伝える戦争遺跡。当地もその一つです。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?