向能代駅舎 解体/取壊
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秋田県能代市にあるJR東日本の向能代駅は、1949年に停留場として開設されました。その後、1952年に国鉄の駅となり、1987年の国鉄分割民営化を経ます。2021年には無人駅となり、現在に至りますが老朽化の問題が顕在化しており、現在は駅舎改築に向けた準備が進められています。
2024年秋ごろには、木造平屋建ての新しい駅舎が完成予定です。既存駅舎の建て替えと、地域活性化への貢献を目的とした今回の改築。新駅舎は、能代市の歴史を感じられる「北前船」をモチーフとした外観で、面積は約14.9平方メートルとなります。能代杉をふんだんに使用した温かみのあるデザインに加え、地元の特産品販売コーナーや観光案内所も併設。バリアフリーにも対応するなど、利用者にとって利便性の高い駅舎となる予定です。
改築後の向能代駅は、地域住民や観光客にとって、より魅力的な空間となるでしょう。しかし現駅舎に数多くの思い出をお持ちの方も多いはずです。是非一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2024年3月執筆)
PHOTO:PIXTA