大阪新阪急ホテル 営業終了
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大阪新阪急ホテルは、1964年8月8日、東京オリンピックの開催や東海道新幹線の開通と同じ年に、大阪キタの中心地・梅田で開業しました。阪急東宝グループの創業者、小林一三翁の「ビジネスマンが利用しやすいホテル」という構想を実現し、1泊5ドル(当時1,800円)という手頃な価格で営業を開始しました。
開業当初から好評を博し、初日から稼働率100%を記録しました。1970年には新館、1985年には別館となる新阪急ホテルアネックスを開業、施設を拡大しました。長年にわたり、大阪の文化・観光・経済の一翼を担うホテルとして親しまれますが、建物の老朽化などの諸事情が勘案され親会社の阪急阪神ホールディングスは当ホテルの営業終了を発表しました。2025年1月4日の宿泊分をもって、60年以上の歴史に幕を下ろすことが決定しています。
長年愛されてきたこのホテルの最後の姿を見るため、また思い出作りのために、ぜひ閉館前に足を運んでみてはいかがでしょうか。大阪の歴史の一部となったこの建物で、新たな思い出を作ることができるはずです。
(2024年12月執筆)
PHOTO:写真AC
当地を舞台にしたヒューマンドラマ。
当ホテルとゆかりのある映像作品と言えそうです。