柔剣道場 武徳殿 解体/取壊

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長年多くの武道を愛する人々に親しまれた柔剣道場「武徳殿」(奈良県橿原市畝傍町53)。奈良県は建物が老朽化したという理由で、この柔剣道場の利用を2017年4月1日付で廃止しました。116年の歴史の閉幕です。

柔剣道場は大和三山の一つ、畝傍山の東側に位置する県立橿原公苑内にありました。1961年に奈良市から移築された歴史ある伝統的建築物で、武道を志す多くの人が練習や試合で汗を流しました。強豪な剣道クラブもこの道場で腕を磨いたそうです。明治から続いた木造の近代和風建築物を文化財として残せないものかという声もありましたが、最終的には解体という結論に至りました。現在は解体が完了して更地となっています。建物としての存在そのものはなくなってしまいましたが、鍛練の場としての記憶は人々の心にいつまでも刻まれていることでしょう。

(2017年12月執筆)

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