【JR西日本】奈良線 103系車両 定期運行終了
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JR西日本の奈良線で活躍する103系車両の定期運行が終了しました。最終運行は2022年3月11日。事前の公式発表はなく最終運行となった車両が奈良駅に到着した際に「103系のご利用ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。」という社内アナウンスが流れたそうです。
国鉄初の通勤電車101系(1957年登場)を基本にして開発された国鉄103系。製造両数3,447両を誇る車両でもあり、鉄道ファンのみならず一般の方々にも浸透し、親しまれていました。活躍の場は日本全国に及びましたが、奈良線においても地域の主力車両として多くの車両が活躍していました。
「奈良線を走る103系の姿は長きに渡り地域住民にとって当たり前の光景でした。さわやかな黄緑色の車体は地域の景色にもよく馴染みました。ひっそりと引退されてしまったので、とても寂しいです。最後に一度ご挨拶をしたかったのですが・・。103系はまだ和田岬線・播但線・加古川線で現役だと思うので今のうちにしっかりとその姿を焼き付けておく予定です。」奈良県在住の鉄道ファンの言葉です。
地域の人達の多くの人の大切な思い出を詰め込んで、その歴史の幕を下ろします。
(2022年3月執筆)
地域の風景によくとけこんだ車両です。
懐かしい思い出が甦る方も多いのではないでしょうか。
長きに渡りお疲れ様でした。そしてありがとうございます。
PHOTO:PIXTA