元旅館 藤屋 解体/取壊

  • 建物・施設

群馬県渋川市にある元旅館藤屋(群馬県渋川市赤城町棚下乙125)が解体されるようです。この建物は1879年頃に建てられたとされる歴史ある木造建築物です。群馬と新潟を結んだ明治開通の清水越新道添いにあり、西郷隆盛の弟である西郷従道や山形有朋、皇族も宿泊した歴史をもっています。旅館の後には酒屋として建物は利用されてきましたが、老朽化のため所有者が解体を決めました。明治からの歴史ある建物と、その背景を走るSLを見る瞬間に往時の景色を感じた人も多かったのではないでしょうか。藤屋の歴史に加え清水越新道が往来激しい賑やかな宿場であった歴史は、漆喰看板を保存する形で受け継がれます。多くの人が行きかった宿場のように歴史の道を辿りたい人は、今後は赤城歴史史料館で看板の展示を楽しみましょう。(2018年6月執筆)

 

 

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