函館本線 姫川駅 廃駅
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JR北海道函館本線の姫川駅が2017年3月4日をもって104年の歴史に幕を閉じました。設置は1913年。信号場としてスタートでしたが、奇しくももう一度信号場として機能することになりました。入り口がわかりづらい一方秘境駅としても鉄道ファンから愛されていた姫川駅。大きな特徴は、駅の出入口から待合室までの道のりです。600mもある未塗装の道路を進んでいくという、秘境駅としても有名な駅でした。無人駅ながらも2面2線のホームと列車交換の設備があり、年輪を感じる木造駅舎と駅看板が迎えてくれました。駅舎の半分が待合室になっており、もう半分は事務室として使われていました。駅舎は信号場時代からのもののため、建築されてから約100年も経過している、歴史のあるものでした。もうこの場所に停車することはありませんが、通過することがあればかつての姿に思いを馳せるのもいいかもしれません。
(2018年9月執筆)
クラシックなトーンの駅舎です。
山間にポツンと佇む雰囲気が抜群です。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA