札沼線 下徳富駅 廃駅
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下徳富駅(北海道樺戸郡新十津川町字花月)が、2019年度のJR北海道札沼線北部廃線に伴い合わせて廃止されます。1934年に開業した駅です。実に85年の歴史の閉幕になります。
下徳富駅は当初札沼北線という沿線に所属しており、開業の翌年に札沼南線と統合し現在の札沼線という名称になりました。1979年に無人駅となりその当時の駅舎が今も残っています。コンクリート製で頑丈な作りの内部は比較的広く、駅周辺には農業用の倉庫が点在しており、JAピンネ支所があることから農業が盛んな様子がうかがえます。ホームは1面1線の棒線駅ですがかつては2本の線路に挟まれた島式ホーム1面2線構造で、駅舎とホームとの間に貨物ホームがあり列車交換が可能でした。現在貨物用線路は撤去されています。1日1往復のため乗車は困難ですが、機会があれば廃線前に利用してみてはいかがでしょう。
(2018年10月執筆)
追記:JR札沼線(医療大学~新十津川間)の廃止日は2020年5月7日に正式決定しました。
北海道の広大な大地を感じられる駅です。
長い歴史を感じさせつつ、とても個性的な駅舎です。
存在感のある駅舎でした。長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : 北海道ファンマガジン 様