中野区立桃園小学校 閉校
- 文化・教育施設
桃園小学校(東京都中野区本町3丁目16-1)は中野周辺の公立小学校では最も歴史が古く、明治の文明開化の中で近代教育の先駆けとなった学校です。1875年の創立以来143年の歴史を紡いできましたが、同区向台小学校との統廃合により2019年3月31日で閉校することになりました。
中野区の小学校では全校自校給食ですが、桃園小学校には手作りのパンを提供する「べーカリー桃園」の日があります。好評であったようです。
歴史と改修を重ねた校舎は閉校後、2021年予定の新校舎設立のために解体されます。同じ場所で新たな歴史のはじまりを迎えるわけですが、中野の歴史に興味をお持ち方は宝福寺境内にある「筆塚」を訪れてみてはいがかでしょうか。前身の桃園学校の教師を勤めた戸村直衛に縁あるもので、中野の教育の普及の歴史を垣間見ることができるでしょう。
(2018年12月執筆)