三江線 口羽駅 廃駅
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2018年3月31日に惜しまれながら廃線となったJR三江線は、一度に全線が開通したわけではありません。駅の場所は島根県ですが、広島県三次市をつなぐ路線の駅として1963年に設置されたのが口羽駅(島根県邑智郡邑南町下口羽1300)です。
口羽集落の中、名産品の石州瓦の屋根を擁する立派な駅舎を有します。口羽地区は桃源郷としても知られ、春にはハナモモが咲き誇り、秋には近くの八幡宮のお祭りが行われます。歴史ある地域に佇む口羽駅は三江線廃止と共に55年の歴史の幕を下ろしました。
ただかつての駅はNPO法人「江の川鉄道」による鉄道公園化構想の実験地として活躍中とのことです。
(2018年11月執筆)
石州瓦の屋根が有名な駅舎です。
まさに山間の秘境駅という雰囲気です。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA