旧国鉄185系 踊り子 定期運用終了
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国鉄の時代から活躍してきた185系電車は、経年劣化が深刻となっていた153系電車の置き換えのために導入された電車です。現在、定期運行されている185系の特急電車は、「踊り子」のみとなっています。
185系電車は特急型ではあるものの、通勤通学輸送にも対応可能な、国鉄では新しい試みとして設計された車両です。運用開始は1981年3月26日。185系「踊り子」が運行開始したのは、同年の10月1日で、定期列車は東京駅から伊豆急下田駅間で3往復の運転が行われていました。東京から伊豆半島などへ観光に向かう際によく使用されており、休みの日には踊り子に乗って出かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
しかし、2021年の春を目処に新型車両への置き換えが行われ、185系の踊り子は見納めを迎えることになります。下田駅(静岡県下田市東本郷1丁目6-1)に停車する姿が伊豆半島への旅行のアイコンでもあった185系踊り子号。40年間の思い出を確かめるため、今のうちにもう一度乗ってみてはいかがでしょうか。
(2020年2月執筆)
伊豆半島の海と山を爽快に駆け抜けた車両でした。
在りし日の思い出がよみがえる方も多いのではないでしょうか。
長きに渡り本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
追記 : JR東日本は2020年11月、池袋・新宿・東京~伊豆急下田・修善寺間で運行している「踊り子」を、2021年春のダイヤ改正でE257系に置き換えるとの発表をしました。これで国鉄185系電車の定期運用がなくなり、この車両の引退の可能性が著しく高まっております。
追記2 : 2021年3月12日をもって185系踊り子の定期運転は終了しました。
VIDEO : RAILWAYMOVIES 様
心ときめかせて伊豆半島に向かった旅路。古き良き思い出をお持ちの方も多いのでは。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?