岡山市立大宮小学校 閉校
- 文化・教育施設
岡山市立大宮小学校(岡山県岡山市東区上阿知967)が閉校する予定です。
1873年の学習塾の創立。ここが当校の創立起源になります。岡山市の東端に位置し、東は牛窓町、北は邑久町に隣接します。
米、野菜、果樹等の栽培が盛んな農村地域ですが、交通の便がよく、近年は工業も盛んになってきております。上阿知の大師堂や一宮地区の古墳群、安仁神社など歴史上貴重な史跡も数多く存在します。山林に囲まれた自然豊かな地域であり、西大寺一宮公園周辺は「ホタルの里」の指定を受けるほど。
豊かな食の恵みがあり、周囲には豊かな自然が残されており、歴史的ロマンあふれる実に魅力的な場所に静かに佇む大宮小学校。恵まれた環境で子供達はすくすくと育つようです。
地域のお父さんが「おやじの会」を結成しPTAでは賄いきれない作業をこなしてくれます。時たま、地域の名産の備前焼き物でふるまわれる給食は格別とのこと。また6月に行われる亀岩祭りは子供達も楽しみにしているイベントのようです。地域にも密着する姿勢を取る学び舎。明るく元気な子供達は「地域の灯」とのこと。
このたびの同校の閉校のニュースは寂しいものとして受け止められているようです。閉校後は岡山県内初の義務教育学校が設立される予定となっております。まだ2022年3月の閉校まで時間があります。ゆかりのある方はこの美しい学び舎に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと149年の歴史の重みを感じられるに違いありません。
(2020年4月執筆)
子供達の純粋な思い出が沢山つまっています。
卒業生、先生方など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO:くろうさぎ様