山鹿市立稲田小学校 閉校
- 文化・教育施設
熊本県北部にある山鹿市稲田小学校(熊本県山鹿市鹿本町高橋638)が、2020年3月末に閉校し、111年の歴史に幕を下ろしました。同校は1909年に稲田尋常小学校として開校し、改称を経て2005年に現在の名称になりました。2019年度の児童数は104人です。
同校では豊かな自然環境を活かした自然や科学などの理科教育に力を入れており、国研指定教育課程指定校として学年ごとに研究授業、発表会が行われてきました。また、ソニー子ども科学教育プログラムにおいて、「優秀校」や「奨励校」を連続して受賞するなど多くの賞を受賞しています。
4月に同校は来民小・中富小と統合し、来民小敷地内に鹿本小学校が開校しました。閉校前の2月に行われた閉校記念式典には約600人の関係者が訪れ、児童たちが歌、演奏、劇などを披露し盛大な式典になったということです。同校の校舎は改修され、7月に県立支援学校が開校する予定です。ぜひ今のうちに、懐かしい校舎を見に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2020年4月執筆)