恵美須ヶ鼻造船所跡
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恵美須ヶ鼻造船所跡(山口県萩市大字椿東5159-14)は、幕末に萩藩が洋式帆船を建造した造船所跡です。
遺跡は山口県萩市中心部から北東へ約2.5キロメートルの小畑浦に位置し、近くには萩反射炉が所在します。ロシアとオランダの造船技術が共存する唯一の造船所であり、西欧の近代技術の導入期を知る貴重な遺産とされています。2009年には、萩反射炉などと共に九州・山口の近代化産業遺産群の構成資産として、ユネスコの世界遺産暫定リストへ掲載され、2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として正式登録されました。
ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。日本の改革をけん引した長州藩のエネルギーを感じ取れることでしょう。
(2023年3月執筆)
歴史ロマンあふれる造船所跡は現在でも多くのファンが足を伸ばす場所となっております。
PHOTO:PIXTA